本日、栽培している人参二種類収穫しました。収穫適期は過ぎて大きく育ちすぎていますが、とうは立っておらずまだ柔らかく食べることがでしました。近年、人参の色がカラフルになっており従来の朱色・赤色の他に黄色・白・黒紫などの人参が直売所などで販売されています。今回私は、赤色と黒紫色の人参を栽培しました。
赤い人参
赤い人参は、京くれない(タキイ種苗)という品種です。西洋人参と東洋人参のハイブリッド種です。
西洋人参は、黒田五寸系に代表される品種で、朱色の色素は、βカロチンによるものです。東洋人参は、金時人参系に代表される品種で、赤色の色素はトマトと同じリコピンによるもので和風の煮物で食べるおいしいものです。
「京くれない」の姿形は、西洋人参系に近い形をしておりますが、色は東洋人参系の色に近く赤身を帯びています。
味は東洋人参と西洋人参の良いところをとったような感じで、煮物にしても柔らかくておいしく、スティックサラダやジュースにしても甘味が強く食べ飽きません。私のおススメ品種です。
又、βカロチンとリコピンの両方を含みます。βカロチン・リコピンとも強い抗酸化作用と免疫力強化作用があると報告されています。
黒紫色の人参
黒紫色の人参は、キャロットライン(タキイ種苗)という品種です。
黒人参は、品種によって芯まで黒くならないものがあると聞いたことがありますが、キャロットラインは、生育初期は、色が薄く芯付近は白いですが成熟するにつれ真っ黒になります。汁気が多く服につくと取れないので注意が必要です。
料理は、スティックサラダもおいしいですが、ジュースにすると独特の風味があり甘くておいしいです。煮物にすると色が溶け出て他の食材や煮汁の色が変わってしまうので具合が悪いですが、逆にそれを生かしてカレーにいれるとカレーの色が、ブラックカレー風となりますので、是非お試し下さい。
黒色の色素は、アントシアニンによるものです。アントシアニンは、ブルーベリーで有名になりましたが、眼精疲労や、アンチエージングを等に効果があると報告されています。
ジュースにしてみました。
二種類とも色が美しく、甘く、人参のクセも感じられず、人参のみでおいしくいただけます。
京くれないのジュースは、サッパリとした飲み口です。
キャロットラインは、より甘く、独特の風味がありのどごしがいいです。ゴクゴク飲むと、尾籠な話になりますが翌日真っ黒なウ〇コが出る事がありますが、血便ではありませんのでご心配には及びません。
まとめ
今回紹介した二種類は、昔の人参の人参臭さというものが無く、とにかく甘く食べやすいです。
人参は、健康増進効果が期待できるビタミン・ミネラル等をたっぷり含むのでぜひ家庭菜園に取り入れてください。ただし、発芽ムラが起きやすく、生育初期には雑草に負けてしまいがちですので、栽培難度はやや高めです。
コメント