梅シロップ・梅酒の話です。梅シロップで梅紫蘇ジュースを作りました。

梅シロップの作り方

梅シロップ

青梅を水洗いしてヘタを竹串等で取って水けを切ります。その後、梅と同重量の氷砂糖と交互に瓶に詰めます。発酵して泡が出ますので、梅1kgに対してホワイトリカー又は、酢を1合入れると発酵しません。2週間位漬けて梅がシワシワになれば完成ですので、シロップを濾してペットボトル等にいれて冷蔵庫で保管します。短期間に消費するのであれば、ホワイトリカーや酢は入れない方が風味いいようです。炭酸水や冷水で薄めて飲んで下さい。梅を一旦冷凍してから同様に漬ける、又は、炊飯器の保温に入れる等、短期間に作れる方法も試したことがありますが、この方法が一番風味が良かったと思います。

梅酒の話

梅酒は昔からあったと思われがちですが、正式につくれるようなったのはヨシ造が生まれた昭和37年です。それ以前に梅酒を作っていれば密造ということで、罰せられていました。この時も漬け込む事が許されたのは、梅を含めた13種類のみの果実・木の実です。その後、昭和46年にブドウ・米・麦を除き何でも漬けてよいようになりました。背景には、焼酎甲類や氷砂糖の消費拡大を狙うメーカの思惑があったと思われますが、その時のレシピでは青梅1kg・氷砂糖1kg・ホワイトリカー1升となっており現在でもそのようなレシピで紹介されることも多いようです。しかし、その割合でつくるとアルコールの効いた梅シロップという感じで大人の呑兵衛には甘すぎ子供には飲めないという中途半端な飲み物になりがちです。

ヨシ造の子供の頃は、おおらかな時代だったのか未だ貧しかった時代なのか梅酒は、子供の飲み物という風潮がありました。当時は、カルピスや粉末ジュースは高価であったので、親から梅酒を薄めて飲んでおけと言われたものです。子供は甘いものを欲しがるので、飲みにくいと思いながらも飲んだものです。これは、ヨシ造だけが特別だった訳ではなく、ヨシ造の友達の兄さんは、幼稚園に行く前に梅酒を飲んで、幼稚園で顔が真っ赤になり呂律が回らなかった為、先生がびっくりして救急車搬送となったことがあったそうです。その頃に梅シロップのレシピがあれば良かったのにと思います。

現在、ヨシ造が梅酒をつくる場合は、氷砂糖は全く入れないか入れるにしても1升に対して氷砂糖ひとつかみ程度です。梅を1~2年漬けっぱなしにしておくと糖分が少なくても十分に梅のエキスが出で味わい深く、油濃い料理の場合は、食中酒としても味わうことが出来ます。

梅シロップで紫蘇ジュースをつくる

・赤シソの葉っぱザル一杯綺麗に洗う。

赤シソ

・やかんで1.8リットルのお湯を沸かし、赤シソを入れ再沸騰するまで煮る。

やかん

・煮汁を冷やし、2リットルのペットボトルに入れる。

・梅シロップ250cc(好みで増減する)塩ひとつまみを入れる。

・冷蔵庫で冷やし2~3日中に飲む。

夏の飲み物として熱中症対策に、彩り鮮やかで大人子供を問わず美味しく飲めます。

梅紫蘇ジュース

 

 

 

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