本当に、オレンジのガムでモグラを退治が出来るのか試してみました。

この間まで順調に育っていた野菜や果樹の苗が、生育しないで枯れてしまいおかしいと思って根本を調べてみるとモグラがトンネルを掘っていたということがよくあります。ダイコンの植えた所に沿って畝を縦断されたこともあります。モグラの害も馬鹿になりません。

モグラは、春に出産して3~6匹の子を産むといわれております。又、冬眠はしないらしく私の菜園でも、現在モグラのトンネルだらけとなっています。又、モグラのトンネル跡は、ネズミの巣となりネズミによる食害を引き起こします。

本やネットでは、様々な対策法が紹介されていますが、実際私が試した方法を紹介します。

ペットボトル風車の設置

一時話題となりましたが、竹の杭の先にペットボトルの風車をつけて、風車が回る振動が地中に伝わりモグラが逃げてしまうという方法ですが、私の場合は全く効果がありませんでした。

風車の数が少なかったのか、風車の構造が悪く振動が地中に伝わらなかったのか、原因はよく解りませんが、大体、無風時にはどのような構造の風車でも効果が期待出来ない訳ですから、この方法は、現在実施してません。

トラップの設置

トラップ

左が挟み式。 右が筒式

トラップには、様々なものが販売されていたり、自作方法がネット等で紹介さていますが、私が使用しているのは、以下の二つです。

左のものは、モグラのトンネルに設置して通った時に挟むというものです。(以下、「挟み式」とします。)値段は、1000円程度でした。

右のものは、筒の入り口に金属片がぶら下がっており一方通行になっていてモグラが入ったら逃げられないというものです。通常二個一組で使いトンネルのどちらからモグラが来ても獲れます。(以下「筒式」とします。)値段は、意外と高価で2000円程しました。

設置のポイントは、挟み式・筒式とも設置前には、モグラのトンネルを一度踏みつけて崩しても再度掘りなおすトンネルが本道であるので、本道を見極めて設置することだそうですが、私の場合、その辺の見極めが出来ずあまり獲れません。年間0~2匹程度でしょうか。又、モグラは匂いに敏感な為、手袋着用して設置する配慮が必要です。

設置してから数日は点検したりして、ダメな場合は設置しなおしたりしていますが、そのうちに忘れてしまい紛失してしまうことも、しばしばあります。挟み式を設置したまま忘れそのまま放置して、耕運機の爪を痛めてしまった苦い経験もあります。

トンネルにガムを置く

農文協の「現代農業」等で紹介された方法ですが、モグラのトンネルにガムを置くとモグラがガムを食べて消化不良を起こして死亡するというこです。ガムは、昔駄菓子屋で売っていた箱入りのオレンジガムが具合がよいそうです。現在は、ボトルで売っています。値段は、400円程度です。

オレンジガム

しかし、そもそもモグラは肉食で、ミミズ・ケラ等を食べる動物であるはずです。わざわざガムを食べて消化不良を起こすものでしょうか。甚だ疑問でしたが騙されたとしても400円程度の出費で済みますので試してみました。

ガムを置く場合、人間の匂いがつかないようにピンセットでつまんで、トンネルに差し入れます。

結果は、どうだったかと言うと、はっきり解りませんでした。挟み式・筒式のトラップは、実際にモグラの死体を確認する訳ですから効果を実感できますが、ガムで消化不良を起こしたモグラは、地中で死ぬのか地上に出てきても目につかないのか、カラスに咥えられたのか、とにかくモグラの死体は確認できませんでした。

では、全く効果がなかったのかというと被害が減るようにも感じますし、一か所だけですがモグラのトンネルが崩壊したところも確認しました。しかし、効果抜群ということではありません。

まとめ

モグラ対策は、決定的な方法を見つけていませんが、トラップの設置とガムの設置で根気よく対策を実施していきます。

 

 

 

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